現象は一つ。見方は十人十色。どこを見るかで人生は決まる！
これは、
僕が「師」と仰ぐ、
日本の東洋哲学、陽明学の泰斗である、
故「安岡正篤」先生の講和集の書籍で読んだ話でね。
もう今から３０年以上前の話だけど、
とても参考になるので、
ざっくりシェアします。
安岡先生が、
実際に会って話を聞いた、二人の男の人のお話です。
その人たちは昭和一桁とか、そういう世代の人。
今生きてたら８５〜１００才くらいかね。
まず一人目は、
「わたしたちの世代をほど、運の悪い世代はいないですね」
と言うので、
「なんでだね？」
と安岡先生が尋ねると、
「物心ついた時は貧しくて、いつも腹を減らし、
遊ぶと行ってもなんにもない。
一番青春盛りの若い頃は軍隊に入れられ、毎日毎日訓練訓練・・・
殴られ蹴られ、そりゃぁひどい上官が多かった・・・
戦争が終わったと思ったら、日本は何もなくて、ボロボロで、
その日を生きるのに必死で、がむしゃらに働くしかなかった。
それでやっとこの歳になって仕事から解放されたら、今度は趣味一つないし、
時代はどんどん発展してて、新しいものについていけない。
私たちのような、こんな悲惨な世代は他にないだろう・・・」
そして、
時同じくして、
まったく同世代の方に先生はお会いして、
「いや〜、わしらの世代ほど運のいい世代はいない！」
と言ってる男性がいて、
「どうしてだね？」
と聞くと、
「子供の頃は贅沢もせず、体にいいもんを食い、野山を駆け回って、自由に遊べてた。
若い頃は軍隊に入り、徹底的に鍛えられた。あそこでしっかりと強い体と忍耐力を身につけて、運良く生き残り、
戦後の日本は一丸となって発展のために働いた。あんなに夢中になって働けたのは、やり甲斐があったなぁ。そしてこうして歳をとったら、なんて便利な世の中だ！うまいものがたくさんあって、電話一本でタクシーは来るし、エスカレーターやらエレベーターやらがあって、足腰の負担を軽減してくれる！
わしらほど運のいい世代はいない！」
安岡先生も、
「物の見方、受け取り方一つで、こうも人生は変わる」
的なことをおっしゃってましたが、
本当にこのお話は面白いですね。
今も「ものの見方」
について「ひすいこたろう」さんをはじめ、
いろんな有志ある方が述べてますし、
「パライダムシフト」
という言葉もあります。
上の例を見て対比すると
「貧乏、何もない」or「贅沢せず、自由」
「軍隊で暴力を受けた」or「心身を鍛えられた」
「がむしゃらに働かされた」or「夢中になって働いた」
「時代についていけない」or「便利な時代だ」
もちろん、
事実は一つです。
戦争があり、
復興がありました。
しかし、
同じ現象に対して、
こうも受け取り方が違うのです。
どちらが「幸福」なのかは、
考えるまでもありません。
すべては、
「どうみるか？」
です。
その見方が、
あなたの人生をつくります。
あなたの「幸せ」は、
環境ではないってことです。
時代や仕事内容や立場や収入じゃないってことです。
幸せを見る事。
いつも、幸せを感じる事です。
それが、
僕らを現実的にも豊かにしてくれます。
今日も世界は美しい。
八ヶ岳上空のこの雲を見て、
「これはただの雲」か「これは龍だ」「宇宙船だ」と見るかで、
人生の楽しみ方は違うよね。
茶々丸くんも、きっと彼なりに、世界を楽しくみてるんだろうね（笑）
７月１３日（金）１３時３０分〜
東京上野「下谷神社会館」で、自分と繋がる瞑想会。やります。
関東最古の「稲荷神社」と呼ばれるパワースポットです。
瞑想の後は、一緒に参拝もして、願いを届けましょう。
募集はまもなく。
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https://www.youtube.com/watch?v=lnw68HYjo68
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