静寂さ
誰もの心の中に「静寂」がある。
僕らの意識はよく「海」に例えられる。
普段僕らは水面の波間にいる。
高い波。低い波。穏やかな波。荒れる波。
生きてりゃ色々あります。
でも海の底では、
実は何も起こってないような、
そんな「完璧な静寂」がある。
僕の静寂と、あなたの静寂は、
実は同じもの。
集合的無意識とか呼ばれるのはコイツ。
この「静寂」へのアクセス・キーとして、
「今ここ意識」がある。
だから僕は瞑想をオススメしてる。
静寂を知ると、何が起きるか？
実は何にも起きません（笑）
そう、何も変わらない。
変わらないでいいっていう事に気づける。
そのままで大丈夫だったと気づける。
人間何かと、
漠然とした「不安」があるから、
いつも「自分以外」「自分以上」になろうとする。
それでその「不安」を無くそうとするわけだ。
でも何か学んだり、導いてもらったりして、
それですぐ上手く行く人はいいけど、
なかなかそうはならないって人の方が多いわけだ。
そりゃ焦るし、
疲れちゃうよね。
でも「静寂」の中には、
漠然とした「安心感」があるから、
ここに身を浸す習慣が身につくと、
「まあ、なんとかなっちゃうんだよね」と、
一見根拠のないような、
そんな大らかさや身軽さが生まれる。
お金がない？
いや、
あなたがこの文章を読んでるって事は、
スマホとかPCを持ってるわけだ。
お金、あるじゃん。
昨日も今日も飲まず食わずだった？
違うよね？
お金、あるじゃん。
大金はないかもしれないけど、
お金はあるんだよ。
「ある」
を前提にしてみるといい。
パートナーが「いない」？
友達もひっとりもいない？
親も親戚も誰もいない？
ない。
いない。
それが「不安」
いる。
ある。
それが安心感。
静寂さは、
いなくたって大丈夫。
なくたって大丈夫。
そういう場所。
それが「執着を手放す」って事。
それが「引き寄せる」って事につながる。
逆説的だけど、
この世界は全て相対性だから、
そうなってしまう。
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