エネルギーがわかりません！ - 遊ぶ、伝わる、ただ座る。

「スピリチュアルが好きなんですけど、エネルギーとか、何も感じれないんです・・・」
　
「ふむふむ。例えばどんな時？」
　
「ヒーリングを受けたんですけど、何も感じなくて・・・」
　
「ふーん。じゃあ、手を出して」
　
「はい」
　
「じゃあ、僕が手を重ねるから、エネルギー送るね」
　
「はい」
　
「・・・・・」
　
「・・・・・」
　
「どうですか？」　
　
「何も感じません」
　
「僕が今、手を触れているけど、何も感じない？」
　
「はい。ケンスケさんの手がとても温かいなぁとは思いますし、触れられていると安心感はありますけど、特に何も感じません」　
　
「いやいやいや！」
　
「え？」
　
「それ！！」
　
「は？」
　
「感じてるじゃん！」
　
「え？いや、何も感じませんけど・・・」
　
「温かいって言ったじゃん！」
　
「え？まあ、手は温かいですけど・・・」
　
「えっと・・・それがエネルギーなんですけど・・・」
　
「え？」
　
「安心するって言ったじゃん？」
　
「いや、そんな気がするだけです。エネルギーは感じません」
　
「だ〜か〜ら〜、そんな『気』がするんでしょ？それがエネルギーなんだってば！」
　
「うーん・・・いえ、何も感じませんけど・・・」
　

これ、スピリチュアルあるある、です。
　
ひょっとしたら「かめはめ波」が打てるとか、　
　
目の前で空中浮遊するとか、
　
龍がはっきりと肉眼で見えるとか、
　
その状態を期待しているのかもしれない。
　

そういうのを「エネルギー」だと思ってて、
　
「温かさ」や「安心感」は、エネルギーと認めない。
　
残念ながら、エネルギーって「繊細」なもの。
　
そして「気づく」もの。
　
その繊細さに気づくことが、エネルギーの世界の初歩です。　
　
「気のせい」は『気＝エネルギー』のせいです。
　
　
「何をもってスピリチュアルとするのか？」　
　
スピとかエネルギーの世界を生きる上で、
　
この「前提」って大事ですね。　
　
そして、
　
スピリチュアルも筋肉です。
　
　
楽器は練習しないと弾けるようにならないのと同じように、
　
スピも練習です。
　
逆に言うと、練習すれば誰だってエネルギーの世界で遊べるようになる。
　
「練習はしない。でもかめはめ波が打ちたい」
　
というのは土台無理な話で、