遊ぶ、伝わる、ただ座る。

世界はシンプル。力を抜いて、本音で生きる

親から離れる、ということ。

 

 

このブログ、 

 

ameblo.jp

 

フェイスブックにもシェアしたんですが、

 

色々と思うことあるのでブログにも書こうかな。

 

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(名古屋、若宮八幡宮にて)

 

僕は20歳で実家を出ました。

 

北海道の小樽から、

 

単身東京へ行った。

 

特にアテもなく、進学でも就職でもなく、

 

「俺はスターになる!」

 

と言って、

 

ギターとボストンバック抱えて、

 

穴だらけのGパンと、ピアスだらけの若者だった僕。 

 

夢と希望したかなかったし、

 

「ダメだったらどうするんだ?」

 

「失敗したらどうするの?」

 

 

って、親、教師、一部保守的な友人、

 

いろんな人たちから言われ続けたけど、

 

 

「失敗する?はあ?」

 

って感じで、 

 

そんな発想すらなかった。

 

 

でもね、

 

「ミュージシャンになりたい」

 

というのは事実だけど、

 

それは口実だった。

 

それよりも、

 

家を出たかった。

 

とにかく親から離れたかった。

 

それが一番だった。

 

母親の介護や、

 

親父の愚痴。

  

いや、それ以前に、

 

なんだかわからないけど、

 

ずっと居心地が悪かった。

 

小学生の頃から、家を出るって決めてた。 

 

親から離れたいって思ってた。

  

この町から離れたいって思ってた。

 

僕の魂は、「ここは自分の居場所じゃない!」

 

と、強く訴えてたのだ。

 

 

話は少し戻るが、

 

上京するにあたり、

 

お金がいる。

 

家には、僕に援助するようなお金はない。

 

だから自分でなんとかするしかない。 

 

ズボラな僕が、

 

無駄遣い王の僕が、

 

「家を出る」

 

「東京へ行く」

 

という目的のために

 

時給600円のバイトで「50万」貯めた。

 

人間、目的があればなんでもできるもんだと、自信にもなった。

 

 

で、

 

晴れて独立し、

 

自立し、

 

そっからは今までもたくさんブログに書いてるから端折るけど、

 

今の自分に繋がる。

 

 

自分のターニングポイントはたくさんあるけど、

 

「家を出る」

 

「親から離れる」

 

は、

 

 

自分の人生の始まりだった!

 

 

と、言えます。 

 

もちろん、例外はあるけど、

 

人って、

 

親から離れてからスタートだと思う。

 

あ、

 

野生動物もそこは一緒だな。

 

 

なんで離れるか?

 

それは、

 

知らず知らずに受けた、

 

親の「意識」を外すためだ。

 

僕らは往々にして、

 

自分で判断している、

 

と思ってるけど、

 

誰かの価値観で判断している、

 

ということがほとんどだ。

 

その「誰か」は、

 

ほとんど「親」だ。

 

物心ついた時から、

 

ずっと一緒にいた存在。

 

子供は当然、親をコピーして成長するから、

 

影響を受けないわけがないのだ。

 

 

「私はもう大人だよ。親なんか関係ないよ」

 

と思うかもしれない。

 

でも、ほとんどの人が、

 

自分のその部分には気づけない。 

 

一緒にいるって、

 

ずっとその影響下にいるってことだ。

 

だからなおさら気づけないだろう。

 

僕は日本から出たことなかった。

 

でも二年くらい前から、

 

ガンガン海外へ行くようになった。

 

外国へ行くと、日本のことってよくわかってくる。

 

日本人である自分ってことに、わかってくる。

  

それと同じ。

 

家を出ると、

 

親のことや、「子」としての自分のことがわかる。

 

 

そこに気づけると、

 

いろんなことが、紐解けてくる。

 

 

もちろん、

 

精神的自立って、

 

単に「家を出る」「親から離れる」だけでは、

 

できてないかもしれない。

 

しかし、

 

一旦親から離れると、

 

明らかにそれは始まる。

 

 

そうなるとね、

 

僕は本当に、

 

親に、そして家の環境に感謝だ。

 

正直、 

 

母親が病気で、介護するとか、

 

借金で貧乏したとか、

 

一見すると「マイナス」な出来事だ。

 

実際、中高生の頃、

 

本当に辛かったことばかり。

 

親を憎んだし、

 

世界を呪った。

 

でもおかげで、

 

「絶対こんな環境から抜け出してやる!」

 

「絶対俺は金持ちになってやる!」

 

「絶対俺は誰にも負けない男になってやる!」

 

と、

 

ハングリー精神と共に、

 

大きくジャンプするエネルギーを生み出した。

 

そして自立へと至ったのだ。

 

そんな最悪の日々こそが、

 

僕には最高のギフトだったのだと、

 

この歳になってそれがわかった。

 

そう、

 

その時はわからないんだよね。

 

点と点が結ばれて、線になって、初めて気づく。

 

 

  

 

毒親とかって言葉もあるし、

 

親との関係に悩む人って多い。

 

でも、

 

それはそれで、

 

さっさと「自立を促しくれる」ありがたい存在だ。

 

 

もちろん、  

 

実家暮らしが「悪い」というわけじゃないよ?

 

まあ「僕はそうだった」というだけ。

 

例外はたくさんいるから。

 

でも、

 

ついつい「居心地の良さ」の中にいて、

 

自分の細かい「本音」に気づけないってあるんじゃないかなぁ?

 

と思うこともあるのだ。

 

親の影響って絶大だからね。

 

仲良くやっても、

 

うまくやってても、

 

親の価値観って、強烈なんだよな。

 

 

まあ、

 

これを読んでどう思うかは人それぞれ。

 

実家暮らしの人は、ちょっと面白くないかもしれない。

 

でも、

 

考えるきっかけになるかなと思う。

 

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