自分に「静かな時間」を作ること。
我々日本人は「働きアリ」と揶揄されるくらい、
とにかく働きます。
特に戦後からでしょうかね。
元から「頑張り体質」「我慢体質」の日本人、
戦後の復興の勢いとともに、
馬車馬のように働いてきたわけです。
でも、当時はそれが必要な時代だったんです。
我々の親の世代が、身を粉にして、
家庭を顧みず働いていくれたおかげで、
日本は未曾有の経済発展をしました。
今、世界でもこんなに豊かなで安全な国ができのは、
先人たちの努力の賜物。
僕はその辺を忘れない。歴史ありき。
(あ、別に忘れてもいいんだよ)
ただ、だんだん世界の「流れ」が変わってきたのは事実。
ただただ働けばいい、
がむしゃらに頑張れば豊かになれる、
という時代は終わったんです。
でも、
新しい時代になったと言っても、
武力革命が起きたわけじゃないので、
なかなか分かりづらい。
だから今だに旧時代の考え方が、
「常識」となっています。
ちなみに、僕も今でこそこんな風に、
ほとんど遊びが仕事になっているので、
のんびりしていますが、
実は昔はみんなと同じ、
「がんばるマン」だったんです。
だって、それが「常識」だったから。
それ以外に豊かになる方法を教えれらてなかったから。
都会にいると、
どうもそういう空気に飲まれやすいというか、
息つく間もない状態が普通になってしまう。
もちろんその中で、
「静」の時間を作る工夫は必要なんだけど、
ゆっくり立ち止まって、息を吐いて、新しい空気を吸うって、
なかなか難しいと思う。
だから僕は都内にいた頃、
休みの日は率先して郊外に出かけ、
自然の中でリフレッシュしにいった。
それをもっと求めるあまり、
都会生活から離れたんだけど(笑)
僕が八ヶ岳でやってる、
リトリート企画とか、
mei-sou(瞑想)とか、
これって全部、
つまりそういうこと。
僕らは動き続け、
考え続けてきた。
そんな人たちが、
「静」の時間を作る。
「余白」の時間を作る。
どうやら僕らは、
そういう「静かな時間」をもっていないと、
「快活で元気な時間」をもてない生き物のような。
ところでこれ知ってる?
ヨーロッパの人たちって、
とにかく休みまくる。
欧米人、みんなそうかな。
夏休みとか、ガツンと一ヶ月とか休むもんね。
日本じゃお盆休みとるのすら、
「なんか・・・、すいません」的な空気(笑)。
「休ませていただきます」って、僕も言ってたよなぁ(笑)
この前旅したベトナムなんて、
とにかく遊んでいる人が多くてびっくりした。
この人たち、いつ働いてるんだろうって。
それなのに、今ホーチミンは大発展中だ。
この差はなんだ?
こうして事実が目の前にあるのに、
なかなか古い慣習を変えられない人が多い。
だけど、
確実に時代は変化している。
労働時間=収入
でないことはもはや明確。
頑張る=幸せ
我慢=幸せ
この構図も、もはや崩壊している。
「私は時間給でパートしてんのよ!」
って声が聞こえそうだから先に言っておくけど、
それはあなたがそれを選んでいるだけ。
お金の稼ぎ方は、他にも、いろんなやり方がある。
雇用されるだけが「働く」ってことではない。
ちなみに、全員に起業をすすめるわけじゃない。
今すぐサラリーマンを辞めろ、
とか言うつもりはない。
今、主婦起業とか、
カウンセラーとかコンサルとかセラピストとか、
そういう「目に見えないサービス」で起業する人が増え続けている。
もちろん、
「やってみたい」と思うなら、
じゃんじゃんやってみればいい。
この世界はいかんせん、
やってみないとわからない!
ってのがあるから。
でも、
前に出る人もいれば、
それを支える人、もいるわけだからね。
さて。
結局何が言いたいかというとね、
もちろん本を読んだり、ブログ読んだり、
セミナー行ったり、
そういう「学び」はとても大切だけど、
それと同じくらい、
いや、
下手したらそれ以上に、
「静かな時間」を作れるってことが、
豊かさにつながるためのキーワードだってことだ。
だってお金持ちほど、
そういう静かな時間がたくさんある。
お金があるから、静かな時間があるんじゃない。
静かな時間を大切にしてるから、お金があるんだ。
だったら先に、そういう「体質」をつくっちゃうんだ。
先に、そういう「習慣」をつくっちゃうんだ。
主婦も、アルバイトも、事業主も、
いかに「静かな時間」を持つか。
つまりそれは、
「自分を大事にするか」
が問われている。
生活が危機に瀕するくらい、
バカンスに行けと云うわけじゃないよ。
極端に考える人も多いから(笑)
*もちろんそれをやってもなんとかなっちゃうんだけど。
目の前のことからでいい。
できることから、
自分に「静かな時間」を与える。
ちょっとしたことだ。
近所の公園とか、神社とか、
そういう自然がある場所に行く。
休みの日は、日帰りでいいから、少し遠出してみる。
僕はそうやって「静かな時間」を積み重ねていった。
変化を望む気持ちはわかるけど、
どうぞ焦らないで。
瞑想は、日々の中に、
「静かな時間」を作るために、
もっとも優れたものだと思っている。
目を閉じて、
思考ではなく、ただ「感じる」だけの時間。
それが確実に、
あなたの人生を変えていく。
それを感じるようになったら、
ちょっと奮発して、
ちょっと思い切って、
旅に出ればいい。
日々の仕事。日々の義務。
つまり、あなたというキャラクターの「役割」から離れ、
ただ「静かな時間」に身を浸す。
それがあなたのセンス(感覚)を解放する。
9月4日 八ヶ岳瞑想リトリート・ツアー!
残6名5名4名 3名!1名!
感覚を開きたい人、
八ヶ岳でお会いしましょう。
*8月25日で募集締め切りいたします。
こちらは、ゲストに「藤井みのり」さんを交え、
「個」を通して、自分を出会うツアー。
*募集開始は23日から。
mei-souアーティスト 大島ケンスケ