嘘のない時代
最近、
自己開示とか、
本音とか、
子宮の声とか、
心の声とか、
そういうのを意識し始めている人が多い。
時代的にも、インターネットの普及もあり、
開かれている時代になってきた。
今までのような「嘘」は通用しない。
隠し事のできない時代だし、
それがあると、これから苦しむと思う。
本音と正直、どんな時であれ、これが必要とされる。
僕はこうしてブログで、
「恥かいてもいい」
「笑われてもいい」、
「イタイやつ、かっこ悪いやつと思われていい」、
そんな覚悟で、
色々と自分をさらけ出してきた。
お金のこと、家族の事、自分の胸の内を、
いつもこうして文章化してアウトプットして、
腹に納めてくという、自分と世界をよりよい形で結ぶため、
こういう作業が僕には必要だった。
んで、
もうさすがにさらけ出すことないわなぁ、
なんて思ってたんだけど、
あるわ！
でかいのあるわ。
かなりカミングアウトです。
ドン引き覚悟で、
書いちゃうね。
まあ、今はそこまで隠してるという事はないから、
もし聞かれたら「実は◎◎なんですわ、ははは」、
って言えるんだけど、
あえて自分から言ってみよう。
これ言ったから何が変わるのかわからないけど、
とにかくもう、
僕は自分に嘘をつきたくない。
（あ、別に嘘が悪い、って事はないよ。僕が今、そうだってだけ）
では行きます。
うーん、いざ書くとなるとけっこう勇気いるな。
実は僕、
美容整形した事があります。
もう一度言いますよ。
美容整形した事あります！
うわー、
やっぱ書いてて妙な感じするわ。
この写真は、
２１歳くらい。
体悪くする直前かな。
ミュージシャンです。
「目」がギラギラしていますね。
「若い男というだけで病気だ」と、
中上健次が小説で書いていたけど、まさしく。
ちなみにこれが今ね。
うん、やさしい目をしとる。肌艶は今の方がいいかも。
そして、
これが高校二年生
１７歳の頃。
（手元にあまり写真がなかったのと、アップ写真がほとんどない。当時は写真を撮られるのがすごく嫌だったから）
ライブで歌ってて、顔しかめる気味だからわかりづらいと思うけど、
「目」が違うのよ。
つまり、
一重まぶたを、二重にしたんです。
２１歳になる直前くらいだった。
いわゆる「プチ整形」ってやつです。
だから実際はそこまで変わってません。
１０万円を分割払いで。
ちなみに目の手術だからかなりコワかったです。
まあこれ見る限り、
この１７歳の少年、
別に「ブサ面」でもないし（？）、
ギター弾いて、バンドやってステージで歌えるという、
必殺技を持っていて、
話せば明るいし、
面白いし（お笑いも学祭とかでやってました）、
ちょっぴり不良で学校でも人気者だったのに、
僕は自分が大嫌いだった。
大島ケンスケっつう名前も、
ガリガリに痩せた体も、
声も（歌声はよしとして、しゃべる声は最悪と思ってた）、
天然パーマの髪の毛も（高校生の頃からストレートパーマかけてた）、
そして特に、
この顔面が嫌いで嫌いで仕方なかった。
ふう・・・、これも人に言った事ねえな。
知人友人。誰も僕がそんな風に思っていたなんて知らないだろうね。
だから当時はイライラすると、
いつも自分の顔を殴りつけていた。
顔を切り刻みたい衝動にしょっちゅう駆られた。
今となっては、
いったい何がそんなに悪いのか、って感じだけど、
僕は本当に
マジで
ガチで、
自分の顔が嫌いだったんです。
つまり、人はブサイクだから整形するんじゃないんです。
自分の顔が嫌いで、別人になりたいからするんです。
（今もいいけどもっと良くしたい、って人もいるだろうけど）
いやー、それにしても、
我ながら黙ってりゃ誰にもわからんことよく書くわー、って感じです。
イタイわー、そしてちょっとはずいわー。
これ、近所の人に読まれたらかなり変人あつかいだわ（今もか？）。
昔の友人も読んだらドン引きだわ。
（会ったら気を使わないでね。普通に話かけてええよ）
でもまあ、
どーでもいいや。
仕方ない。
これが僕なんだもん。
これが僕のたどってきた道だし、
僕が今、僕としてあるために、
必要な事だった。
後悔はしてない。
ちなみに２８歳くらいかな、
なんか知らんけどさ、
右目は一重に戻ったし、左も奥二重。
大嫌いだった「たれ目」に戻った。
でも今はこんな自分の顔、
嫌いじゃないのよ。
むしろけっこう好きになってきたかも。
「うん、悪くないじゃん。てゆーかそこそこいいじゃん」
くらいにね。
自分が嫌い、自分が憎い、
そんな風に、劣等感とコンプレックスの塊だったあの頃も僕。
自己肯定がないから、何をするにも「罪悪感」がつきまとってた。
そんな自分の足りない部分を埋めようと、
ギターかき鳴らしてステージで歌っても、
いつも満たされず、
むしろ失敗点ばかりをフォーカスし、
自虐する。
自分を許せない。認めれない。
勝手に問題を作り、問題視し、
勝手に一人で苦しんでいた。
でもそれくらい自分を責めきったから、
今の僕があるのかもしれない。
だからもし今、
自分を嫌いだったり、
自分が憎かったり、
自分が許せなかったり、
自分に自信が持てなくても、
大丈夫です。
あなたの本音に出会えれば、
あなたの本質が輝き出します。
全部全部、ひっくり返る。
僕はそれを知っているから。
余談
僕はいつも、
過去の自分に話しかけるようにしている。寝る前とか、瞑想中とか。
苦しかったり、選択に迫られている過去の自分に話しかける。
大丈夫、それでいいんだよって。
これをやっていると、
今の自分に未来の自分からのメッセージが届く。
みんなもやってみて。
１７歳と、２１歳の僕へ。
大丈夫だよ。頑張らないでも、
大丈夫だよ。カッコつけなくても、
大丈夫だよ。人の顔色を見なくても、
大丈夫だよ。ずる休みしても、
大丈夫だよ。そのまんまでも、
大丈夫だよ。何も持ってなくても、何もできなくても。
誰も君を責めてないし、誰も君を貶めたりしない。
誰も君をいじめないし、誰も君から奪おうとしていない。
しかし胸に空いた大きな穴に、何か詰め込もうとしてしまう。
よくわかるよ。そうしないと不安なんだよね。
でも外側からやってくるものでは、それは永遠に埋まらない。
でも大丈夫。
ただ、そのままでも愛されているって事に気づくから。
ただ、そのままでも世界は美しいって事に、ちゃんと気づくから。
君は必ず、幸せになれる。信じていいよ。
２０１６年４月１５日。 ３８歳の自分から。
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